「学校行事はシングルマザーだから出席できない・・・」
世間からみれば母子家庭ということだけで悪い印象を与えてしまいます。
「父親がいない」という事で周りから白い目で見られてしまうこともあるでしょう。
例えば、子供の学力が少しでも低ければ
「母子家庭だから勉強もろくに見てあげてないんじゃない?」
「放任してるんじゃない?」
子供の服のズボンの丈が短ければ、
「服も買ってあげられないの?」
「お母さん子供への気遣いは出来ているのかしら」
なんて両親が共にいる家庭だと何も感じないことも母子家庭だからゆえに悪い方へ思われてしまうことも多々あるのです。
日頃から母親がしっかりし、子供に愛情を持っていることが伝わって皆に理解を得てもらえばそんな風に思われなくなるのかもしれませんが、悲しいことに実際世間からの母子家庭のイメージは良くはないのです。
仕事を理由に欠席せずに学校行事はしっかり出席したい
仕事が休めないことを理由に学校行事に全然参加しないと他の母親からの視線はもっと冷ややかなものになっていくでしょうし、お母さんの付き合いから孤立してしまうことにもなり兼ねます。
お母さん同士の付き合いはめんどくさいと割り切って付き合っていくのもありかもしれませんが、進級した時に学校の情報など分かる方や子供のことで情報交換などができるので、大人の付き合い程度で交流があった方がよいです。
子供の学校行事のために仕事を休まないといけない
シングルマザーは自分の生活費も稼がないとなりません。仕事と子育て両立は難しいしつらいですが、私は仕事を可能な範囲で都合つけて学校行事は参加するように心掛けています。
嬉しい事に会社も育児と仕事の両立に理解があり、昨年は学校行事の全て参加することができました。
学校から年間予定表をもらい、自分が出席しないといけない行事を把握する
4月に行われるPTA総会に出席すると、学校の年間行事予定表がもらえます。
この年間予定表を手に入れると自分が出席しないといけない行事が年間を通して把握することができます。あくまでも予定なので日程が変更になることもあるので注意が必要です。
子供がもらってくる月間の予定表は日程が決定なので、次月の予定も記載されている学校はあらかじめ予定が早くわかり会社にも休みの申請を出しやすいです。
子供のランドセルに入ったままになっているなんてことのないように、ランドセルの中は見てしまいましょう。
保育園、幼稚園、小学校のサイトを検索する
現在は、ホームページを公開している学校が多くあります。
例えば、○○小学校 予定表と検索すれば、ご自身のお子さんが通われている学校の年間予定表がアップされていることもあります。
学校行事にも優先順位をつけて清掃活動などのPTAの行事は優先的に参加する
仕事の兼ね合いで学校行事にも優先順位をつけましょう。
懇談会は全部は出ない
学校によって異なりますが、学校行事の中でも懇談会は年に4回あるところがほとんどです。
4月の懇談会は担任の先生がどんな方なのかどのような教育方針なのか知るために参加したり、12月の懇談会は次年度のPTA役員選出なので参加する。
懇談会でも出席しなくても良さそうな回もあるので仕事の都合で出席を決めるのもよいと思います。
授業参観も100%出席できない場合は子供と相談する
私の子供の小学校では、授業参観が年に5回ほどありますが、行けない回があっても大丈夫です。もちろん子供の学校での様子や授業態度を見ることの出来るチャンスなので行ったに越したことはありません。
行くか行かないかは子供と相談するようにしましょう。低学年の頃は子供から「見てほしいから来てほしい」と言われたのでなるべく行くようにしていました。
クラスの保護者も授業参観にしっかり参加しているので、自分が行けない回は祖父母に頼んで行ってもらったりしてました。
参加しないと気まずいのがPTA行事
子供が通っている学校ですので参加しないと気まずいのが、PTA行事です。
5月・8月の校庭の草むしりなどの環境整備活動とプール開きの前のプール清掃は必ず行くようにしています。
行かないと冷たい視線を浴びることになるからです。中には参加しない方もいますが、自分の子供が使用する学校の校庭やプールを保護者が清掃するのは当然かもしれません。
またPTA行事として土曜日に家庭教育学級と表した親子学級がある場合もあります。これも親子で何か行うので、参加しないわけには行かないのです。
このように優先順位の高い行事は、土曜日に行われますが、私の仕事は月曜から土曜のシフト制です。月によっては土曜日ばかり休まなくてはならない月があるのです。すると今度は会社側から冷ややかな目で見られてしまうこともあります。
事前に会社の上司に休まないといけない旨を伝え、同僚と連携を取っておくのが大事ですね。
他にも家庭訪問、防災引取り訓練、夏冬の個人面談、音楽会、マラソン大会、発表会、学年別で行う行事など仕事の都合をつけないとならない行事がたくさんあります。
子供会に入会してれば子供会の行事もありますし、習い事関係で休みを取らないと行けなかったり、PTAの役員を引き受けている場合はさらに休みを取らないといけない日もあるでしょう。
こう考えるとほとんどの休みの日は学校行事で潰れてしまいます。
仕事で疲れていても家でゆっくり・・・なんてできません。
育児と仕事の両立に理解のある職場選びをする
仕事を長く続けていくうえで、自分の生活スタイルに合ってないと長く続けていけません。
シフト制なのか固定休なのか就職する前の面接で自分の事情を話し、学校行事に参加する際は休みがもらえるのかしっかり聞いておかなければならない重要なことです。
子供を抱えて仕事をすることは、母子家庭に限らず共働きの方も同じですので、融通を利かせてくれるかどうかは、どの会社にもあり得る話ですしどのようにしているかを聞くことも大切なことです。
母子家庭の就職活動は厳しいですが、働く側にもある程度の条件を決めておかないとせっかく就職が決まり、いざ働いてみると「希望の休みがもらえないので続けられない」では、職歴にも傷がつきます。
雇う側もその事を承諾して雇うのであればなんの問題もなく仕事を長く続けて行くことができますし、子供の学校行事にも参加することができるでしょう。
私はこうしてます!学校行事と仕事の兼ね合い
学校行事に参加できるか否かは、仕事の形態にもよります。私の仕事は女性の多い職場なので子育てにも理解があり公休の取り方も日曜・祝日休みで月~土曜の中で1日どこかで休みのシフト制です。祝日があると休みに1カウントされるので祝日のある週は日曜と祝日休みになります。
学校行事は基本月~土曜の中で1日どこかで休みに当て込めれば出席することができます。
祝日がある週に学校行事があれば、前の週を月~土曜すべて出勤して、祝日のある週に休みをもってくることも可能です。
休みを半日出勤2回に分けることもできるので午後からの懇談会などは半日出勤にして午後は学校へ行くなどし乗り切りました。
休みの希望は、前月の月初までなので、学校が早めに日程表を出してくれるのが助かっています。入社したばかりの頃は、子供が保育園だったので、行事の日程の決定が遅く、会社に希望が出しづらいことも多くあり祖母に何度か行ってもらっていました。
保育園は、共働きが仕事をしている方がほとんどなので、小学校より行事は少なかったです。
現在は職場である程度の居場所を作ることができたので、シフトも私が作成していることもあり、以前より自分の休みが取れやすくなりました。もちろん他の方の休み希望も取れるようにしてますし、仕事で休めない日は仕事を優先してることがほとんどです。
バランスを意識するように心がけています。
学校の旗当番があったので会社に新ルールを作ってもらった
仕事との両立でネックなのが学校の旗当番でした。
年に1~2回まわってくる旗当番。毎月10日に学校の先生と保護者が自分の住んでる地区で子供たちが横断歩道を渡る際に安全確認を行うのを見届ければ終了です。
旗当番の日は、集団登校のためわずか10分で終わります。
しかしこのたかが10分の旗当番に出ると、会社に遅刻をしてしまうのです。
そこで私は上司に相談をしました。
「毎月10日は会社はとても忙しいので朝の旗当番だけで休むのは皆にも悪いし、自分も仕事を進めたい」と、そこで会社として新ルールを作ってくれました。
事前に申請すれば通常8時半~17時半の勤務時間が9時~18時に変更する事が出来るルールです。
もちろん旗当番以外の日はこのルールは使ってません。シングルマザーで正社員は私だけなので私以外にこのルールを使う人もいません。子育てと両立ができるように社長が私のために作ってくれたルールなのです。
まとめ
学校行事の出席率を100%にするのはとても難しいことです。しかし、出席率を高めることはできます。もちろん理解のある職場と子供が1人なので私の場合はできるのかもしれません。
例えば子供が2人で小学生と保育園の幼児だと行事は2倍になります。自分の時間の当て方を考えるのも大変です。私のように祖父母が授業参観に行ってくれるとかなり助かります。
父親がいないぶん、子供にはさびしい思いをさせていると思います。離婚をして幸せになると決めたのですから、自分も努力しないといけないと常々考えてしまいます。
就職も子供がいるから正社員で働くのは無理と決めずに正社員でやってみるのも良いと思います。仕事も頑張ってある程度の生活リズムができれば、子供のために学校行事も積極的に参加できるようになります。
最初からできないと考えるのは簡単ですが、子供が小さいのも今だけなので「大変なのは今だけ」と割り切って頑張っています。
母親がしっかりしてれば、子供もみています。共に頑張っていきましょう!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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