母子家庭の教育費事情・子供を進学させられるか不安な方へ

シングルマザーの教育事情

シングルマザー、子供の教育にあたって心配・悩みなのが教育費。働いても働いても生活費に追われ貯金も出来ず時間だけが過ぎていき、気が付けば子供は教育費の一番かかる時期になっていた。

なんてことの無いように少しずつでも子供の為に教育費の準備をしておかなければならないですね。

子供の夢に出来るだけ協力してあげたいですし、なりたい職業に就く為にはそれなりの学力も必要ですが、親としての手助けも必要です。

そのための学習塾や教材費の負担もあるでしょう。
お金がないと諦めるのではなく、進路は本人の意思に沿うようにしてあげたいのが親ごころです。

現代の子供は将来何になりたい?親は何になってもらいたい?

まずは、いまどきの子はいったい何になりたいのか調査しました。
バンダイさんがアンケートをとっていましたので、表にしてまとめてみます。

子供が将来なりたい職業 ベスト3

男子

1位 スポーツ選手 28.5%
2位 運転手 7.3%
3位 医師・看護師 6.5%

スポーツ選手はいつの時代も人気ですよね。2位が運転手というのは驚きでしたが、電車やバスなど身近にいる運転手さんに憧れるのかもしれません。医者や看護師さんも子供は接する機会が多いからだと思います。

女子

1位 食べ物に関わる仕事 21.5%
2位 医師・看護師 13.8%
3位 教師・保育士 11.5%

女子の方は、ケーキ屋さんとなどの食べ物に関わる仕事に就きたいと思う子供が多いようです。保育士さんになりたい子も昔から多いですね。

親が子供になって欲しい職業 ベスト3

私たち親の皆さんは、子供に将来どんな仕事に就いて欲しいのかのデータも出ていたのでご紹介します。

男子

1位 公務員 16%
2位 会社員 13.0%
3位 スポーツ選手 10.8%

やはりというか、公務員ですよね。公務員は年々給料が低くなっているのにも関わらず、人気です。倒産する恐れがないというのが一番な理由なのでしょう。

女子

1位 公務員 14.8%
2位 薬剤師 10.5%
3位 教師・保育士 9.0% 

男子にはなかった薬剤師が入っています。これは、ドラッグストアをよく利用する主婦だからこそ出てくるデータかもしれません。バイトでも薬剤師の時給は2500円を超えるぐらい高額です。ただ薬剤師は、6年制の大学に行かなくてはならないため、教育費も大分かかります。

教育費を貯蓄するのは小学生時期に出来るだけしましょう

公立の小学校・中学校・高校に進んだ場合の学校の教育費は約180万円だと言われています。

例えば小学校の教育費は給食費・教材費・学級費・PTA費ぐらいなのでそんなに負担がないは小学生をお持ちのお母さんは分かると思います。

しかし、昔と違い現在は週休2日制なので、土日は習い事(学校外教育費)をさせている家庭が多く、小学生の子供一人あたりの月平均の学校外教育費は14,168円なのです。

参考:H25年小中学生保護者意識調査(PDF)

学校が休みの分、土日は塾や習い事に行かせる傾向なのです。一人あたり数千万以上と言われている教育費は習い事の費用が入っているのです。

習い事は本人の意思によりやりたいものだけやればいいのです。

クラスの友達は毎日何かしらの習い事をしているお友達もいますが、放課後の遊ぶ時間が無くなるのはかわいそうな気もしますし、今やってる習い事に集中出来なくなってしまうなんて事もあるかもしれません。

児童手当のある小学生・中学生の時期に少しでも多く貯めておくのがよいでしょう。中学に入るとやはり学習塾に入れたりするので教育費も少し高くなるでしょう。

子供の教育費の半分は大学進学です。大学の費用はどれくらいかかるのか?

文部科学省令による標準額を公開します。

大学進学にかかる費用(初年度納付金)

授業料 入学金 施設費 合計
国立大 535,800 282,800 817,800
公立大 535,959 399,058 935,017
私立大文系 743,699 253,167 158,540 1155,405
私立大理系 1040,472 267,869 189,406 1497,747

参考:文部科学省 子供の学習調査(平成24年度)

理系と文系によって金額が異なりますし、芸術系は比較的高いと言われています。

国公立大に進んだ場合4年で269万円、私立大なら528万円と言われています。

このほかにも進学する前の学習塾代や模試代や教材費もあります。進学後の通学費用も必要ですし。家から遠く通う事が出来ない距離で一人暮らしをする場合は住居費・食費などの仕送りが必要になります。

はたして母子家庭にこの金額を支払う事が出来るのでしょうか・・・

子供に出来る限りの事をしてあげたいともちろん思っていますが現実はどうでしょう。ここで目を向けたいのが奨学金制度です。足りない分だけ助成を受ける事もできるます。子供の夢・意思もありまのでお金が無いことを理由に進学を諦めないでください。

3つのタイプがあります!奨学金制度

給付型

返済義務のない奨学金で、大学独自のものや地方自治体のもの、民間団体の実施するものがあります。大学によって、成績上位者、スポーツ、芸術の実績があるなど様々な基準が設けられています。近いうちに、給付型の奨学金を提供している団体をまとめたいと思います。

免除型

給付型のようにお金が支給されるものではありませんが、災害などによって家計が苦しく学費の納入が困難な場合入学金や授業料が免除になります。

貸与型

日本学生支援機構奨学金が一番有名です。
返済義務のある奨学金で日本学生支援機構のほか大学独自のものや地方自治体が実施するものがあります。利子のあるものないものと種類がありますが、3つタイプの中では一番利用者が多いです。子供自身が借りる事になり、学生の3人に1人は奨学金を利用していると言われています。

奨学金は入学した4月から卒業の月まで、毎月本人の銀行に振り込まれます。

母子・父子・寡婦(かふ)福祉資金貸付

母子家庭向けの制度として奨学金の代わりとして母子家庭の子供の学費などで必要なお金を都道府県や市から借りる事が出来る制度もあります。

まとめ

シングルマザー、旦那がいなく一人で子供を育てていく上で教育費がいくら必要になるのかを把握する必要があります。

幼稚園から高校まで国公立に進学した場合 約520万円 
幼稚園から高校まで私立に進学した場合  約1752万円
また、高校から私立の場合        約1320万円

さらに大学に進学すると

国公立大に進んだ場合4年で約269万円
私立大なら約528万円
(文部科学省 子供の学習調査 平成24年度)

こうやって数字にするとびっくりする金額がもっと具体的に計算してみると・・・

例えば 幼稚園入学の5歳から大学を卒業する22歳まで17年間
幼稚園から高校まで国公立に進学した場合 約520万円+私立大に進んだ場合 約528万円= 合計1048万円

1048万÷17年間÷12か月=5.137… 

月にすると約5万2千円の教育費です。

子供一人あたり大学まで卒業させる為には約5万2千円が必要なのですね。実際に計算してみて私もびっくりしました。毎月約5万2千円・・・。

子供の将来の為に前向きに頑張って行こうと思います。

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